小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

はてなダイアリーの閉鎖をうけ、旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/ から移行しました。続きは→ http://matope.hatenablog.com/

アニモ

Animoといったらクレジットで確認する限りは、ディーンしか使ってない気がするけど、他のスタジオでも使ってるのかな?Animo=ディーンだとすると、otsuneさんはディーンのシステム管理者なんだろうか?


追記:ん〜?いや、サテライトかも?

(EE) Unknown Device - そういえば

いや、Production I.Gもアニモですね。それで全部かな?4℃とかいかにも使ってそうだけどレタスなのかな…。
アニモは線のタッチを最後まで活かせるので、画面の質感を重視する作品ではすばらしい威力を発揮します。イノセンス大平晋也さんのカットなんかは多分Animoじゃなきゃ出来ないと思う。I.Gで大平晋也対策委員会(笑)が結成されたのはxxxHolicの時だったか。ちなみにジブリはRetas Pro。ゲドのクライマックスの橋本晋治カットは仕上げが不満でねぇ。あれは線を残さないと…


あれ?大平晋也さんがI.Gでよく仕事をするのはAnimoがあるからなんじゃね?

塩谷 :ジャン=ピエール・ジュネ監督の映画『アメリ』(※1)のように、普通に流れている芝居のシーンでも、一つの色が画面で引き立っているものをイメージしていました。色指定はもちろんのこと、絵のタッチを統一する動画検査さん、仕上げさん、撮影さんなど、各セクションのトップクリエイターがいるI.Gなので、作画の動きだけじゃなく、トータルで見たときにも各セクションが画面にでるような方向でやりたかったんです。そのためには、きちんと線が生きる「animo」という仕上げのソフトでやらせて欲しいとおもったんです。


広瀬 :実際に「Retas」と「animo」両方のソフトで線をスキャンしたものを見比べて、塩谷さんが誰にでも「animo」を使う必要性を話せるようにしてもらいました。普段よりも、「animo」の方がスキャンでも色塗りでも時間がかかるんですが、そこはあえて、この画風を保つために「animo」に挑戦したかったんです。今やこの「animo」のソフトを使っているのはI.G位になってしまいましたし、「Retas」だとドットのデータになるんですが、「animo」だとグレースケールの柔らかい抑揚のある線が表現できるんです。

http://www.production-ig.co.jp/contents/magazine/02_/index.html

それで出来たのがこの質感。みんなアニモ使えばいいのに(面倒いとはいえ)。


追記:なんか空気読めてない気がしてきたので若干文章変えました。