明日のための戯れ言。WebDAV流行るんじゃね?
Google docsを例に出すまでもなく、WebサービスっていうかASPっていうかWebアプリがようやく百花繚乱の時期を迎えようとしていますが、皆様いかがおすごしでしょうか。
この前Adobeのチゼンたんが"PhotoshopをWebアプリ化する"と発言してブロゴスフィアに衝撃を与えてましたが、あれって1年前にすでに公言してたよね
成長率の点からいえば、中国は世界最大のIT市場です。当社は米国政府と共に中国政府を啓蒙し、あるいは働きかけることによって、中国が生み出している問題を中国政府が理解できるよう支援しています。7月中旬には米国通商代表部と、私の記憶が正しければ国務省、そして中国政府の間で会議が開かれました。この会議は中国政府に知財対策の強化を約束させるなど、大きな成果を上げました。
第2の措置としては、ビジネスモデルの変革があります。具体的には、パッケージソフトウェアからホステッドアプリケーション、サーバベースのソリューションへの移行です。パッケージソフトウェアの価格を下げることも一案ですが、中国での販売価格を世界最低水準まで引き下げたときも、状況は改善されませんでした。
アドビCEOが語る「マイクロソフト、アップル、中国市場」 - CNET Japan
(強調部俺)
まあ、やると断言してた訳じゃないけど、この記事で当時の俺はWeb 2.0スゲー!と思った訳です。
で、まあオフィススイートからプレゼンソフトから画像編集まで、大抵の事はWeb上のアプリケーションで処理できる世界に今のところ順調に移行しているんだけど、今後どうなってくのかなーってことを考えてみるに、取り敢えずウェブ上でのアプリケーションとストレージの分離は必至だと思った。
→現状のWebアプリは、全てサービス(アプリケーション)とデータ(ストレージ)が一体化してるよね。Google Docsで作成したデータはGoogle Docs内で、Google CalenderのデータはGoogle Calender内で、HotmailはHotmail内で保持されます。あとはまあ、言ってみればブログなんかもそうか。とにかくサービスとストレージは一緒だと。まあどのサービスも多彩なフォーマットでの入出力に対応はしてるから当面は問題ないんだけど。
→でも、これからWebアプリがどんどん増えて行くと目的に合わせてアプリを使い分けたいから、データを一元管理したくなるよね。
→ユーザーのデータはユーザーのWebストレージに集約保管して、Webアプリはそれアクセスしてデータを加工して書き戻す、みたいな形態になるんじゃね?
→そういうプロトコルなりって無いの?XML-RPC?Atom出版プロトコル?
→WebDAVがそれらしい。
- WebDAVはHTTPでRESTfullなプロトコルで、Web経由でリモート操作できるファイルシステム。
- 主要OSのファイラに実装されているので、リモートのファイルをExplorerやFinderで普通のディスクのようにマウントして扱える。
- 無料時代に使っていた.MacのiDiskサービスが、Finderからマウントして使える仕組みが謎だったんだけど、あれはWebDAVだったらしい。
- 細かくアクセス制御もできるらしい。
- これなんで流行ってないの?
- 2ヶ月前にWebDAVスゲEEEEなエントリーが上がってた→http://labs.unoh.net/2007/01/web_apiwebdav.html
WebDAV情報簡単なまとめ(http://b.hatena.ne.jp/ono_matope/WebDAV)
という訳で今後のWebアプリはWebアプリがWebストレージにWebDAVでアクセスしてユーザーのデータを加工するようになると思う。ていうか、そうするとWebDAVデータはローカルファイルとしても扱えるようになるので、同じファイルをローカルだのリモートだの意識せずにまったくのシームレスに使えるようになるな。うぉ、超サイコー。というわけでWebアプリ各ベンダーさんは早急にWebDAV対応してください。
なお、当エントリーは徹頭徹尾素人考えですのであまりマジメにツッコまないでやってください。