小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

はてなダイアリーの閉鎖をうけ、旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/ から移行しました。続きは→ http://matope.hatenablog.com/

デスノ(上)雑記。

『なんということもなかった』というためだけにわざわざエントリーを上げるというのは好きじゃないのだけど、一応、ログ的に書く。テレビで見ました。地上波特別ディレクターズカット版でしたっけ。アレどれくらい切ってるんでしょうね。いや、うん。これ以上なく普通の出来で。あのマンガを映画化って事で、求められてるのは展開の再構成の上手さと、あと各キャラ特に死神の"再現度"くらいのもんなわけで、その面では相当高い水準だと思います。それだけにつまらない。優等生的というか。まあ細かいツッコミはすでに言い尽くされてると思うので省略。『正規分布』とか『人前で堂々と書きすぎ』とか。


しかしリュークもなあ。ライトがリンゴを投げて渡すのも、カット内で処理しないでカット割っちゃってたり、翼の収納ギミックを写さなかったりと、いまいち志が…。そういう細かいポイントが結構重要だと思うんだけど。中村獅童の演技も上手いんだけど、モーションとズレてる*1上にエコー掛かりまくってて『そこにいる感』がない、というか、そういう感触は最初から放棄してるのか。いや、すごく難しい課題だというのは分かってるんだけど、そこはもうちょっとがんばって欲しかったですよ。


公開当時、デスノ好きの友達から『割と普通な出来だから観てみ!』と変な誘われかたをされて、『なんで普通の映画を観なきゃならんのか』と返した気がするんだけど、まさしく『普通の出来』であり、公開4ヶ月後にテレビで観るくらいで丁度良かったっすね。


あー、この原作と映画の関係って『ダヴィンチ・コード』みたいですね。読んでないし観てないけど。
来週公開の後編はテーマ曲がBOOM BOOM SATELLITESらしいのでちょっと興味が。

*1:あれはプレスコっぽいから、多分モーションさんの責任だけど