iPhoneは片手で使えるってば。
本論
iPhone不振は「想定内」とKDDI小野寺社長 「スマートフォンよりケータイの方が使いやすい」 - ITmedia NEWS
http://kokogiko.net/m/archives/002170.html
これに関して。au小野寺氏も、ここギコさんも、どうやらiPhoneで、(フリック入力はおろか)テンキー日本語が出来ることを知らないままiPhoneをDISっているようで非常に愉快。
デバイスの大きさ的にも、マルチタッチディスプレイの操作感的にも、iPhoneは片手で操作することが前提とされているとは思いにくい(片手でも操作できなくはないだろうが、一番の売りであるマルチタッチディスプレイに最適化されて大半のUIが構成されている以上、片手では相当操作しにくそうだ)。
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これ、発売時のTVでの扱いを見てても思ったんだけど、派手だからってマルチタッチUIばかり宣伝してると、それは本質だと思われちゃうよな、と。で、結果的にiPhoneのウリはマルチタッチだとかタッチパネルだとかUIだとかQWERTYだとか、そういう表層的な印象批評がまかり通るようになった*1。なんつーか、iPodの強みを、丸いクルクル(◎)だと分析するくらい的外れなんですが、それはいい。とりあえず、iPhoneを使っていてユーザーが両手での操作を強要されるシチュエーションというのは極めて希です。Webブラウズ中の拡大縮小は、ダブルタップで出来るので、普通くぱぁ〜とかしません。これについては後述。
ある程度ハードに携帯を使っている私個人の感覚でいくと、入力インタフェースだけじゃなく、iPhoneが今のままではケータイの代替にはならない点はいくつもある。
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iPhoneを使っている人が実際にiPhoneをどこのポケットに入れているのか、保護ケースみたいなのに入れているのか、といった事は判らないけど、もし自分が使うとしたら、あんな素のまま液晶&タッチパネルが剥き出しのデバイスを、素のままジーパンの横ポケットに突っ込んで持ち運ぶなんて事はしない。
また、デバイスの大きさ的にも、マルチタッチディスプレイの操作感的にも、iPhoneは片手で操作することが前提とされているとは思いにくい(片手でも操作できなくはないだろうが、一番の売りであるマルチタッチディスプレイに最適化されて大半のUIが構成されている以上、片手では相当操作しにくそうだ)。
そういうデバイスでは、身動き取れない満員電車の中でも、ザッとジーパンから取り出してカシャッと開くだけで、片手一本で2秒でデータアクセスReady状態になるケータイに取って代われるとは、とても思えない。
慣れの問題をとるに足らんというけど、お前らが至高に崇めるQWERTYキーボード自体が、慣れの産物だろうと。
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外来で日本語入力のことなんかこれっぽっちも考えられていないにも関わらず、世界人類の中でほんの一部だけが「もう慣れちゃった」ってだけで世界標準になってしまった代物だ。
日本語入力を考えたならよほど適していたはずの、親指シフトキーボードとかがすたれていったのをみても、慣れを無視するわけにはいかないのは当たり前。
iPhoneがその慣れを慣れのまま吸収できる(慣れを持っている人にも実際に支持される)画期的なインタフェースを提案しているならともかく、そうでない以上、企業としては既に存在する7000万人以上の「慣れたユーザ」を無視するわけにはいかないのは当たり前だと思うんだが。
QWERTYキーボードを崇拝してる人って誰?という疑問は捨て置くとして、iPhoneのフリック入力を知らないんだろうなー。とりあえずYouTubeで拾ってきたんでこれ見てください。
これはiPhone 3Gに搭載されているフリックという入力方式で、テンキー上に「あかさたなはまやらわ」が並んでいるところまでは通常の10キー入力と同じですが、「あ」を長押しすると、「あ」の左から時計回りに「い」「う」「え」「お」ボタンが出現し、入力したい文字まで指を弾いて(フリック)入力を確定するという入力方式です。慣れれば、長押しを待たずにフリック出来るのでいくらでも速度を上げられますし、通常の連打式10キー入力とパラレルに使用できるので習得・移行が大変に楽です。
詳しくは:http://www.apple.com/jp/iphone/features/keyboard.html
で、このフリック入力、テンキー入力の延長線上にあり、片手で操作でき、指移動回数も打鍵回数も同時に低減した猛烈に革新的な入力UIだと俺は評価してるんだけど*2。ケータイネイティブな友達にも食いつきいいですよ。最初は「どうせタッチパネルとか文字入力しにくいでしょ?(プ)」とか言ってた彼も、フリック入力を見せたら「すごい入力しやすそう!」と。そしてこれは、ソフトウェアキーボードでしか実現できない入力UI。まさに「iPhoneがその慣れを慣れのまま吸収できる(慣れを持っている人にも実際に支持される)画期的なインタフェースを提案している」んですが如何でしょうか?
いくつかコメントをいただきましたが、気になるコメントがありましたので返答。
* 親指を画面の一点に置いて、人差し指を上下させたら片手で拡大縮小出来るよ。
まさにそこですよ。
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そりゃそこまで無理をすればできるのかもしれませんが、それって要するに本体を親指/人差し指間でホールドするんじゃなくて、人差し指/中指間でホールドするってことですよね。
あるいは、常時は親指/人差し指間でホールドするのであれば、片手で保持したまま人差し指を筐体をまたがせるとか。
そんな操作が人間工学的に普通に考えられたUIではないのは明らかで、元々両手で扱うことを考慮したUIに体を無理やり合わせてるとしか思えない。
えー、Appleの素晴らしいところは、「両手でも」「片手でも」どちらでも使える様にUIを設計し、かつ開発者向けUIガイドラインでもそのように指示しているところなのですが、最もメインで使われるWeb閲覧時の拡大縮小に関して言えば、前述の通り、ダブルタップによりブロック要素に合わせた適切な拡大縮小が行われるので、ユーザーがピンチ操作をするのは、よほどマークアップの酷いサイトを見るときくらいのものですかね。以下に実例をば。
大体いつもこんな風に使ってるので、殆ど片手操作です。満員電車内で余裕でWebブラウジングしてます。電車が空いてたらアニメも観ます。感性が阻害されることは殆どありません。Safari落ちるけど復帰速いから問題ない。
むしろ、グローバルに通信するものは一つ(=ケータイ)で、残りのデバイスはBluetoothなりを通じてその回線を利用させてもらえばいい。
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つまり、ガラパゴスと言われようがなんだろうが、既存のケータイがここまで便利なものとして広まってしまっている状況で、かつiPhoneがそれを完全に包括してその上をいく価値観を提供しているわけでもなく、単に「それもいいけどこれもいいよね」レベルでしかない以上、ユーザに回線の占有を選択させて「ケータイ or iPhone ?」な状況では、これ以上爆発的に大きく広まることはないんじゃないかと思う。
むしろ、既存のケータイと共存する形で、それこそBluetooth等でキャリアの縛りもなく、既存のケータイ+αを提案するデバイスとして展開した方が、成功するんじゃないかと思う。
よく分かんないけど、これってiPod touch+PHS300+e-mobileモデムの事?やってる人いたけど、ちょっとお薦めできないなー。
おまけ
これは個人的な感想ですが、iPhoneは通話・メール関係の機能以外は普通の携帯に劣るところは全くないと思いますよ。それはもう本当に。一応今auケータイとiPhoneダブルホルダーだけど、ケータイではもうまったくWebを見なくなった。mixiもtwitterも映画館検索も終電検索も全部iPhone。以前は一番ケータイで利用する機能だった終電検索も、こんな感じにiPhoneで。
通話とメールを除外したのは、そもそも俺が通話もメールも殆どしないから評価できません。そこは他の人に聞いてください。
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改変
後、よく読んでもらえれば判りますが、僕はデバイスとしてのケータイを否定してるつもりは全くないですよ。
ここギコ!さんのエントリーの考察が、「両手で使うことを最適に考えられたデバイス」という出発点の時点で誤りだと指摘しているだけ。
ただ、iPhone至上主義者みたいなのが、どう考えたってケータイの方が向いているであろうシチュエーションまで、こじ付けでiPhoneこそベストとかの無理筋を通してくるので、それを否定してるだけですね。
…も改変しようかと思ったけど、どうやっても下品になるのでやめた。
*1:こういうのとか「iPhone独壇場の時代は終わった」と千本氏 イー・モバイルがタッチパネル端末 - ITmedia NEWS
*2:Newton実装があったらしいですが
砂糖水の売り方
Windows Vistaの宣伝キャンペーンがちょっと面白い。
ブラインド・テスト
http://wiredvision.jp/news/200807/2008072820.html
Windows Vistaの人気が芳しくないため、マイクロソフトは、いろいろと手を打ち始めたようです。その1つが最近ニュースにもなった、「ブラインドテスト」でしょう。一定年齢以上の方なら、かつてペプシコーラが行ったコマーシャルを思い出すかもしれません。これは、街頭で、どちらだかわからないようにペプシとコカコーラを飲ませて、おいしかったほうを言ってもらい、あとから正解を明かすものです。真偽の程はわかりませんが、ペプシのほうがおいしかったと答えた人が多く、以後、ペプシコーラとコカコーラの差が縮まったと言われています。
企業を向くマイクロソフト、そっぽを向く個人ユーザー(第33回)(2ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)
何故が面白いって、このペプシのキャンペーンを発案して実施していたのは、Appleに移籍する前のジョン・スカリーなんだよねぇ。
ジョン・スカリーは、あれです。ジョブズに「一生砂糖水を売り続けるか、俺と一緒に世界を変えるか選べ」と口説かれApple CEOに就任して、色々あってジョブズを追い出した人です。20年前のジョン・スカリーの広告キャンペーンを知ってか知らずか踏襲するMS。
ちなみにCEOに着任したスカリーは「ペプシ・チャレンジ」の経験を生かし、「Macお持ち帰りキャンペーン」(24時間だけMacを家に持って帰って、気に入らなかったら返品するというもの)を実施、20万人が参加したが、殆どのMacが返品され大失敗に終わった。砂糖水のようにはいかなかったね、というお話。
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
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MySQLでmysqldumpしたバックアップファイルから任意のカラムだけ復元する
またふぁぼったーがバグった。
今回の症状は「favoriteが反映されないというユーザーが頻発」するというもので、俺自身もここ2日間ほど反映されていませんでした。
調べた結果、ふぁぼったーは、クロール対象の母集団数万人の中から毎時70人ずつ、最新のfavorites数をAPIで取得しクロール対象にするかの判断をしているのだけど、ここ数日そのAPIからfavorites数をはじめいくつかの値が欠如していて、fav値の存在チェックをしていなかったクロール対象クローラによって、favorites数がNULL値にされてしまっていた、という原因だったことが判明した。
まあそれはいいんだけど、favorites数の欠如はしばらく直りそうもないので、mysqldumpしておいたDBのダンプファイルから、ユーザーのfavoritesカラムだけを復元する必要が生じた。ダンプファイル自体が巨大すぎてエディタでの編集が困難だったためコマンドラインでの処理を行ったのですが、後の自分ために以下に手順をメモします。
$less favotter_week.27.2008-07-05_04h00m.sql | grep "INSERT INTO \`SEEDUSER\` VALUES" > test.sql
- INSERT文の末尾に、 ON DUPLICATE KEY句をくっつけ、復元したいカラム(ここではfavoritesカラム)を指定する。
$sed 's/);/) ON DUPLICATE KEY UPDATE favorites=VALUES(favorites);/g' ./test.sql > test2.sql
ここで出力されたtest2.sqlをバックアップ元のデータベースに読ませてやれば、任意のカラム復元ができる。ON DUPLICATE KEY句で指定するカラムを増やせば、一度に複数のカラムを復元可能。
めでたしめでたし。
auのアドレス帳をMacのAddressBook形式に変換するスクリプト
iPhone買ったよ!
W-ZERO3やad-esを使ってきた経験からスマートフォンをメイン機に使えるとは考えておらず、普通に2本目として新規契約したんだけど、今になってMNPで番号ごと変えてしまえばよかったかなーとか思ってます。まだあんまり使ってないけど!
で、今まで使っていたauのアドレス帳のデータをMacに吸い上げようと、データをvcfでmicroSDにバックアップして、Macのアドレスブックにインポートしたんだけど、色々と問題があった。
- ふりがなが無視される
- グループ情報が無視される
- [名字] [名前]とスペースで分割してあっても、まとめて名字になる
- 無視された情報がメモ欄に入って汚い
これはかなり問題がある。手動でふりがなやグループをつけてもいいのだけど、非コミュ傾向のある俺ですら155人のアドレス帳が入っている。相当面倒くさい作業だ。ちなみに、au携帯のアドレス帳をMacのアドレス帳に移行する。 | ゼロ・デザイニング [0-designing]で紹介されているau oneお預かりサービスを利用する方法も試してみたけど、こちらでもやはりグループ情報が無視された。
で、調べてみたところ、Apple アドレスブックは「ファイルインポート時に必ずグループ情報を無視する」らしい。これではグループ情報をインポートすることは不可能だ。
だけど、ファイルをグループにドラッグアンドドロップすることで、任意のvcfファイルを既存のグループに一括追加することは出来る。
ということは、vcfファイルを、カードのカテゴリ情報ごとに分割する事ができれば、あとは少しの手間でグループ分類つきインポートができる。
というわけで、分割するスクリプトを書いた
機能
- auの携帯電話の出力するAD_xxxx.VCFファイルを、グループごとのファイルに分割する。
- ふりがなをアドレスブックが読めるようにする
- ふりがな/氏名は、半角スペースで区切ってある場合姓・名に分ける。
- メモ欄にゴミがつかない
使い方
- auの携帯電話からアドレス帳のバックアップデータをPCに持ってくる(やり方は各自ググってください。au oneの吐くCVSじゃなく、バックアップで取れるVCFです。)
- 下のパールスクリプトをローカル(バックアップデータと同じ場所)に(au2ab.pl名で)保存し、以下のように実行する。
- perl au2ab.pl ./AD_0000.VCF(←アドレスデータ)
- グループごとのファイル([グループ名].vcf)が生成されます
- アドレスブックで任意のグループを作成し、グループ名.vcfをそこにドラッグアンドドロップする。
以上。
ソース
#!/usr/bin/perl use utf8; use Encode; binmode(STDOUT, ":utf8"); my $path= shift; my @lines; my $line; my $buffer; my %category; my $cat; open (FILE,'<:encoding(shiftjis)',$path); @lines = <FILE>; close(FILE); foreach $line(@lines){ if( $line =~ /^SORT\-STRING:([^\x20]+)\x20([^\x20]+)$/ ){ $line = "X-PHONETIC-LAST-NAME:$1\nX-PHONETIC-FIRST-NAME:$2\n"; } if( $line =~ /^N:([^\s]+)\s([^\s;]+);;;;/ ){ $line = "N:$1;$2;;;\n"; } $line =~ s/^SORT\-STRING/X\-PHONETIC\-LAST\-NAME/; $line =~ s/^X\-GNO.*//; $line =~ s/^X\-REDUCTION.*//; $line =~ s/^CLASS.*//; if( $line =~ /^X-GN:(.*)/){ $cat = $1; } $buffer .=$line; if( $line =~ /^END:VCARD/){ $category{$cat}.=$buffer; $buffer=''; } } foreach $cat (keys %category){ open (FILE, '>:encoding(utf8)',$cat.'.vcf'); print FILE $category{$cat}; close(FILE); }
わーいiPhoneに無事アドレス帳をインポートできたよー^o^!
iPhoneとかアプリケーションプラットフォームとしてイケてるから売れるよねーっていう
最近脳みその構造がTwitterに最適化されすぎなので、多様性を確保するためにリハビリ的にブログ書くよ。
今更ですがiPhoneですよ。アイフォーン。
WWDCでデモしたiPhoneでグリグリ動く3Dゲームのデモとか、あれすごいね。
iPhoneが(日本で)売れるか売れないか、という議論もたまさかな昨今だけど、まあ、あれですよね。売れるに決まってるよなーと思いますよ。
根拠としては、アプリケーションプラットフォームとして魅力的だから。魅力的だという根拠は以下。
- Apple公式のAppStoreで頒布、販売可能というソフト流通の整備
- 1年で600万台を出荷した、しかも世界共通端末という"iPhone市場"の規模
- ハード自体の先進的なスペックと自由度の高いSDK
要するにインストールベースと自由度ですね。やっぱり、デベロッパーにとって、特に
- どれだけのユーザーに使って貰える可能性があるか
- どれだけ自由に遊べるか
って凄く大事な問題で、誰も使ってないプラットフォーム向けに不自由な思いをしてまでソフトを作りたい人間なんていないわけで、これだけ揃ってれば、デベロッパーとしてはこの上なく魅力的なプラットフォームな訳ですよね。
(ちなみに今、趣味のプログラミングでWebアプリケーションを選択する人が多いのは、主にこの最初の理由によるよね。インターネットは世界最大のアプリケーションプラットフォームだから。)
今までのモバイル向けのアプリケーションプラットフォームとしては、いわゆる携帯Java系、WindowsMobile、SymbianOS、あるいはPalmとかZaurusとかあったわけだけど、自由度とソフト流通インフラを兼ね備えたものってなかった。これは結構凄いことなんじゃないかなーって思ってる。
ネットを見回してみてもiPhone開発に夢中になってる大物がちらほら見えるし。
という訳で、WWDCでのSDK2.0の発表は、iPhoneはこれから豊穣なアプリケーション経済圏を発展させるんだろうなと予感させるものでした。
そしてゲーム機と同じで、アプリケーションプラットフォームであるiPhoneは、良質なソフトがハードを売ってくれるんだと思う。
だから、iPhoneはどんなに少なく見積もっても、アーリーアダプター的”スマートフォン”市場を吹っ飛ばす程度の成功はするし、(iPodと2台持ちはかさばるという理由から)世の中のiPodをリプレイスするという形で「満員電車の自分の周りに何人かはiPod持ちがいる」くらいの破壊力はあるかもしれないねー。
いやそうなるといいなー、楽しくて。
iPhoneの次はAndroidも来るし、携帯電話というやつは否応なく「アプリケーションプラットフォーム」になっていく、いかざるを得ないんでしょうね*1。逆に、満足なプラットフォームを提供できない携帯デバイスに未来はないんじゃないかなー。
余談だけど、iPodも殆ど利益の出ないiTunes Storeの音楽販売(ソフト)で、利益の出るハード(iPod)を売るというビジネスモデルだったね。
女の子を描いてみた。
以下余談
最近はふぁぼったーの方に掛かりきりになってしまってやや疲れてきていたので、女の子を描いてみた。背景は、近所で撮ってきた写真を模写で。背景からキャラクターからちゃんと手間暇掛けて絵を<プロダクト的に>組み立てるという経験がなかったので、一丁やってみるかと描いてみたもの。うーむ……。
なんだろう、手間を掛けた分の結果は出てる気はするけど、逆に決定的に何かが足りてないという気分の方が大きいなあ。なんだろ。華がないっすよね。女の子が、というより絵として。デッサンなのか構図なのかブラシワークなのかフィルタによる調整力なのか、イマジネーションの貧困の問題なのか。
女の子だけトリミングしてみた方が、絵としての魅力があるように思うので、引きの絵における構図選択がまず間違っていたのかもしれない。
まあ、今まで描いた中ではとりあえず一番まとまってるし絵っぽくはなってるのは確かだし、問題点も浮き彫りにできたので、よしとするか。
あ、パンツは、描いてたらなんかチラってしまった。俺のせいじゃないです^^
追記。
なんかもう俺も疲れたしこのまま収束でいいかな、とも思ったんですが、ホームページを作る人のネタ帳の視野がものすごい大きかったので続ける。
あらすじ
今日の昼頃、ホームページを作る人のネタ帳の人からお返事エントリーを頂きました。ありがとうございます。
小野マトぺさんのセカンドライフの話がものすごい視野が小さいので返信します*ホームページを作る人のネタ帳
ですがなぜか、先ほど、エントリーがタイトルごとごっそり書き変わってしまいました。
修正 小野マトペさんに返信*ホームページを作る人のネタ帳
でも、こんな事もあろうかと昼の時点でWeb魚拓を取っておいたので、今でも変更前の内容が閲覧出来ます。問題無し。
(cache)小野マトぺさんのセカンドライフの話がものすごい視野が小さいので返信します*ホームページを作る人のネタ帳
改変前のエントリーへのお返事
まず第一に、私のブログは『なるべく』記事の質を高めようと考えながら書いている。
【魚拓】小野マトぺさんのセカンドライフの話がものすごい視野が小さいので返信します*ホームページを作る人のネタ帳
その為、日常的にある事、例えば昨日はカレーを食べましたなどという話はしません。
当然、今回の話も、『美談』だから書いたわけで、『美談』に終わらなかったら書かなかったと思います。
彼女のような方を外に連れ出す事は別に美談でもなんでもありません。
【魚拓】小野マトぺさんのセカンドライフの話がものすごい視野が小さいので返信します*ホームページを作る人のネタ帳
どっちやねん
と、まあ揚げ足取りはこれくらいにして、肝心のSecondLifeの話。
彼女がとっている生産投資というのは、別に誰かにセカンドライフ内で生産してもらって、それを販売しているわけじゃないですよ。
セカンドライフ外で生産してもらっているんですよ。様々な投資をし、そこからデザインしたアバターを他人に生産してもらい、その生産品を販売すると言う。
私の説明不足は謝りますが、投資はセカンドライフにもしていますが、通常のネット内でのデザイナーや、エンジニアに対しての投資もあります。
この感覚はものすごい説明しにくいのですが、ネット=現実の彼女は、セカンドライフ=ネットという感覚を持っていると考える必要があるんです。
う〜ん。説明が下手でもうしわけない。
だから収益を上げているのも、簡単な仕組みではなく、緻密なんです。
よく分からない。元のエントリーもまとめると彼女の業態は以下のようなものらしい。
- SL内だけでなくSL外のデザイナーやエンジニアに対して「投資」もしている
- 「アバター」をデザインしている。(彼女が?外部の人間が?)
- 「生産」はセカンドライフ外の委託業者が行うらしい。
- ネットに落とすの?リアルに落とすの?
- その生産品を販売している
これをまとめると、「彼女、若しくは他の人間がデザインしたアバターを「生産」し販売するお仕事」らしいという事が分かるけど…。アバターってSecondLifeのあのキャラクターの事だよね。あれをどう「生産」するのか分からない。安直に人形化するんだろうか??でも、SL外といってもどうやらリアルは関係なさそうな素振りなので、Webに展開するんだろうか。アバターのブログパーツかなにかだろうか?ともかく、SecondLifeのアバターをモチーフにしたグッズ展開らしい。同種のビジネスとしては、アバターのTシャツを実際に製造してくれる滋賀の会社( http://tinyurl.com/2a2t2q )が近いのかなあ。でも、アバターと言ってるからなあ。ちょっとここはSecondLifeに詳しい人の見解が聞きたいですね。
でも、ここでの説明では、「私たちには理解出来ないともかくすごい事をやっているんですよ」て事にして逃げ切ってしまいたいYamadaさんの姿勢しか伺えません。
リアル世界じゃないんだからという一方的な視点を持っている小野マトペさん。
セカンドライフで稼ぐ為に、セカンドライフ内で全てやるという視点から一度外れる必要があります。
確かに小野さんのように、現実とネット(セカンドライフ)とを比較対象として考えるのは、私もそれまで同じでしたから、何も間違ってはいません。
ですが、彼女にとっては、ネットがリアルであり、その中にセカンドライフという販売ラインを持っているという点において、実生活として外にでて仕事をしている人達との根本的基礎概念が違います。
(略)
この感覚はものすごい説明しにくいのですが、ネット=現実の彼女は、セカンドライフ=ネットという感覚を持っていると考える必要があるんです。
う〜ん。説明が下手でもうしわけない。
だから収益を上げているのも、簡単な仕組みではなく、緻密なんです。
うん。全然わかんない。そんなファジーな話しされても、僕が聞いてるのは感覚の話じゃなくてビジネスモデルの話ですから。理解出来ないのは、受け取る方に問題があるからだというこういった態度は、情報商材の売り文句のようとも感じます。(これは印象操作です。)
改変後のエントリーへのお返事
こちらは、引用だけにとどめますね。
実際に頑張ってる子ですよ彼女。
[修正]小野マトペさんに返信*ホームページを作る人のネタ帳
それをあなたの視点で儲からんから、『存在しない』といいきるのをやめて欲しかったわけですよ。
私のネタが嘘っぱちだとか、見るに値しないとか言われてもさほどカッとしません。
ただ、ブログで思い切り『存在』否定しちゃダメだって。人として。
……人として。