砂糖水の売り方
Windows Vistaの宣伝キャンペーンがちょっと面白い。
ブラインド・テスト
http://wiredvision.jp/news/200807/2008072820.html
Windows Vistaの人気が芳しくないため、マイクロソフトは、いろいろと手を打ち始めたようです。その1つが最近ニュースにもなった、「ブラインドテスト」でしょう。一定年齢以上の方なら、かつてペプシコーラが行ったコマーシャルを思い出すかもしれません。これは、街頭で、どちらだかわからないようにペプシとコカコーラを飲ませて、おいしかったほうを言ってもらい、あとから正解を明かすものです。真偽の程はわかりませんが、ペプシのほうがおいしかったと答えた人が多く、以後、ペプシコーラとコカコーラの差が縮まったと言われています。
企業を向くマイクロソフト、そっぽを向く個人ユーザー(第33回)(2ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)
何故が面白いって、このペプシのキャンペーンを発案して実施していたのは、Appleに移籍する前のジョン・スカリーなんだよねぇ。
ジョン・スカリーは、あれです。ジョブズに「一生砂糖水を売り続けるか、俺と一緒に世界を変えるか選べ」と口説かれApple CEOに就任して、色々あってジョブズを追い出した人です。20年前のジョン・スカリーの広告キャンペーンを知ってか知らずか踏襲するMS。
ちなみにCEOに着任したスカリーは「ペプシ・チャレンジ」の経験を生かし、「Macお持ち帰りキャンペーン」(24時間だけMacを家に持って帰って、気に入らなかったら返品するというもの)を実施、20万人が参加したが、殆どのMacが返品され大失敗に終わった。砂糖水のようにはいかなかったね、というお話。
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