Web2.0時代のケータイ戦争―番号ポータビリティで激変する業界地図 (角川oneテーマ21)
携帯ビジネスの話題が載っていたので業界研究のつもりで買った日経ビジネスなんですが、読んでみたら紹介されてた事例がほとんど先日読んだWeb2.0時代のケータイ戦争―番号ポータビリティで激変する業界地図 (角川oneテーマ21)の写しで、相変わらず適当な仕事してるなぁ、と思った。
『ケータイ戦争』の方も業界の概況を俯瞰するための本なので特に感想はないんですが、面白かったトリビアルなネタをいくつか目盛っておきますね。
『仲間由紀恵withダウンローズ』は、ライトユーザーに馴染みの無い『ダウンロード』という言葉を定着させるために企画された。
KDDI・マーケティング本部の中村直樹宣伝部長は「ライトユーザーには親しみのない『ダウンロード』という言葉を定着させるためにはどうしたらよいか、と言う事を考えた結果、あのユニットが誕生しました」と当時を振り返る(P19)
マス相手の企業は大変ですね。これがキャズム越えのコストなのか…
イマドキの携帯は他社携帯のUIをエミュレーションする機能があるらしい。
新しい電話機には、ここ数年に発売された数百機種の操作メニュー体系が記録されている。ユーザーは新しい電話機の「UIエミュレーション」機能を操作し、NTTドコモと契約していたときに使っていた電話機の機種名を探し出し、決定ボタンを押す。するとたちまち、新しい電話機が、NTTドコモで使っていた時の電話機と同じ操作メニュー表示に変化する。ユーザーはもう迷うことなく、新しい電話機をつかいこなせるようになるというわけだ。(P31)
…う〜ん…後ろ向きに凄いというか、WindowsXPでWindows95のときメモとの互換性を確保するためだけにすごい苦労したみたいな。
テレビ電話を一番使っているのは女子高生
「すべての層に使われているとはいえず、利用されていても女子高生など一部のユーザーに限られています…(略)」(P33)
へぇー。意外だ。女子高生はアーリーアダプターなのか。
『auオークション』は意外と強い
オークションといえばYahoo!が代表的な存在だが、「(モバイル向けでは)『auオークション』はすでにYahoo!の利用を超えています」(高橋氏)というほどの人気サービスに成長しているそうだ(P63)
やっぱりケータイの決算システム強しってことなんだろうか
W-ZERO3で音声通話をしているユーザーは3割程度
「W-ZERO3で音声通話をしているユーザーは3割程度。あとはネット接続専用端末として利用しているのがほとんどです」(P165)
そういえば俺も通話した事無いや。
余談
ところでe-mobileのEM・ONEに激しく食指を動かされる今日この頃です。
月々5000円(一年契約)で3.6Mbps(実測1Mくらいらしいby販売員)出て4.1inch液晶で多少のコマ落ちがあってもYouTubeが観れて動作がモッサリしてなくてワンセグ観れるって最高じゃないですか。音声通話がついてない事は非コミュの俺には関係ないし。
本体が高いから買えないけど。パケット定額含めてこれくらいの端末をauが出してくれればTalbyと一本化出来てさらに嬉しいんだけど。
Web2.0時代のケータイ戦争―番号ポータビリティで激変する業界地図 (角川oneテーマ21)
- 作者: 石川温
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10
- メディア: 新書
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