ザ・ドリフターズ。もしくは『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』
最近映画を観ても[あとで書く]と思って結局書かないことが多いので、醒めないうちにダラダラと書き散らします。
- アーティスト: サントラ,ドン・オマール feat.テゴ・カルデロン,ドン・オマール,少年ナイフ,TERIYAKI BOYZ,DJシャドウ feat.モス・デフ,THE 5.6.7.8’S,イビル・ナイン,ファー・イースト・ムーブメント,N.E.R.D.,ブライアン・タイラー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: CD
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俺の中ではマッハ!!!!!!!!とかステルスとかに近い感じのストーリーの後退振り。後退というか、単純化というか。これはスゴい(肉体美|ドッグファイト|カースタント)を見せる為の映画ですよ。ストーリーは単なるフレームワークですよ的な。嫌いじゃないけど。
この映画はつまるところ漂流についての話であり、主人公たちは漂流者すなわちドリフター。色んな生い立ちや因果を背負って東京まで漂流してきた様々な人間が東京の裏社会でドリフトに出会いレースに興じるという、まあ一発ネタというか出オチ。漂流(drift)とドリフトを掛けたオヤジギャグ…。とだけ言えば言いたい事は尽くされてしまう。…いいのかそれで。
カーアクションだのドッグファイトだののシークエンスでは、多分俺は半分以上音楽を聴いてるので、サントラが俺好みで良かったです。The 5.6.7.8'sは日本が舞台のハリウッド映画御用達バンドになったんでしょうか。てかソニー千葉が出てたり、KillBillと重なる部分が多い。今にも栗山千秋が出てきそうだ。で、音楽ですが、音楽的にもカーアクション的にもやっぱり渋谷でのバトルの辺りが一番盛り上がっており、ラストのドリフトキングとの峠での一騎打ちは作劇・音楽ともに『普通の映画』っぽくなってしまい、イマイチ。ヒップホップだのの既成曲は映画的盛り上がりを阻害するっていう計算があるんだろうなあ。いっちゃっていいと思うんだけど。
カーアクション。音楽も手伝って基本的に盛り上がるんだけど、CGの割合が案外に多いのはマイナスだなあ。やっぱストーリーを後退させた以上は力ワザを見せてもらわないと。つかカースタントのCG化って、実はすごいコストパフォーマンス高いですよね。普通の道路に暴走車両を乗せればいいだけだし。
まぁ、そんな感じ。