小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

はてなダイアリーの閉鎖をうけ、旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/ から移行しました。続きは→ http://matope.hatenablog.com/

マトペ、ネイルアーティストに認定されるの巻

いつも寝起きが悪い事に苦しめられている俺なんですが、昨日の朝は最高の目覚めでした。朝の九時ごろだったか、寝ていたら親父に、「丸山っていう女の子から電話が来ている」と言って起こされたんですね。もちろん俺には朝起こしに来てくれる幼馴染の女の子はお持ちでないので、何のことだか分からずに眠いマナコをこすり電話に出ました。
丸山『あのー、小野マトペ(本名)さんですか〜?』
俺『あ、はい。そうです』
丸山『○○*1神奈川の丸山ですがぁ、インターンシップに関するお手紙はご覧になっていただけましたかぁ?』
俺は、先日大学の就職部からインターンシップ講習の案内が届いたのだけど、暗澹たる気分になって読まずに部屋のどこかに放置していたので、それの話だと思って話を合わせた。
俺『あ〜、ちょっとわかんないですねぇ。届いてないのかもゴニョゴニョ』
丸山『ああ!そうですか!あ、じゃあご返事頂けなかったのは関心がなかったと言う事ではなく、届いてなかったからですね。』
俺『ええ〜まあ、そうですね。』
丸山『そうだったんですか!実は小野さんはネイルアーティストの起業家に認定されたんです。』
まさかの起業家認定。想定外のありえなさに素で「ちょwwwおまwwwwねーよwww」とか言いそうになるのを堪える。
俺『ええ〜!そうなんですかぁ!』
丸山『ええ。現在ネイルアートの需要が大変高まっていまして、全国的にネイルアーティストが不足しているんです』
俺『それは大変ですね!』
丸山『そこで全国の方から起業家の方を選ばせて頂いて、小野さんは神奈川県の方から選ばせていただいたんです。』
俺『そうだったんですかあ!』


丸山さん、熱心にネイルアーティストの素晴らしさ(主に待遇面)を説明してくれます。10分くらい相手のペースに合わせていたんですが、そろそろ飽きてきたのでお帰り願おうかと。


丸山『…なので、是非今週の講習会に出席してもらおうと思いまして』
俺『そうですか!でも僕ネイルアートとかよく分かんないんで。
丸山『……は?』
俺『ネイルアートって、なに、ツメ?ツメ彫ったりすんの?
丸山『えーっと…』すっかり俺をカモだと思い込んでいた丸山さん、俺の突然のキャラの切り替えに対応しきれず。
俺『じゃあぼくそろそろ学校なんで。』
丸山『じゃあネイルアーティストには…』
俺『ええ、なりません。
丸山『あ、そうですか…』
俺『じゃあ、そういうことで、ええ、いえこちらこそ。はい。はい。お疲れ様です。失礼しまーす』と相手の仕事ぶりをねぎらいつつ電話を切る。
とても爽やかな朝を迎えられました。
電話を切ってから、もうちょっと引っ張ってどこに連れて行かれるのか聞き出したり、「ツメ?ツメ飛ばしたりするの?タスク!!」とジョニー・ジョースターの物まねでドン引きさせれば良かったと後悔しましたけど、さすがにそこまでの展開力は寝起きの俺には無かった。鉄板の演技力で業者さんの油断を引き出しただけで精一杯でしたね。
ていうかこの勧誘でついてく人っているんだろうか。いるとしたら凄い勇気ですよね。俺にはマネ出来ない。

*1:聞き取れなかった