小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲

デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲 [DVD]

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中澤一登作監。前作、前々作に続きボレロが導入する映画。『ぼくらのウォーゲーム』を観た俺としてはディアボロモンが出るとなっては観ざるを得まい、という動機で観たと言うのは半分嘘ですが(半分本当)。細田守でもないし別にいいかな、と今までスルーしてたんだけど…いや、面白いですね。これ。たった30分でここまで作画的にも内容的にも充実した映画にするってことがまず凄いですし。地理的条件を逆手にとって窮地を演出する手法も前作ゆずり。

作画的には序盤、挿入されるサッカーの練習シーンが、おっという動きだった。何度かステップ付けて、軽く弾んでから蹴りにいくところと、グラウンドにクラモンが入り込んで、沢山のサッカーボールが放物線を描いて弾けるとこ。誰だろう。
前作は細田守の演出力が前面に出ていて、電脳空間での戦いだったけども、今回は主に現実世界での戦いなので、作画が元気。停電に沈む東京湾での光弾撃ち合いとか、平成ガメラみたいなバトルが観られる。特に爆発系エフェクト系はゴージャスの一言。

柿田英樹さんとか松田宗一郎さんとか、そのあたりなんだろうか。濱洲さんは主人公が走ってバス停の支柱にぶつかるあたりだろうか。なんかあそこ演技の密度が高いなって。
しかし、今まで無印、ウォーゲーム、逆襲と来て、内容がハズレ無しだったなあ(さすがに他の劇場版はハズレそうなオーラが出てるけど)。もしかしてデジモンって面白いのかも。TV版追いかけてみようかなあ…。