小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

はてなダイアリーの閉鎖をうけ、旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/ から移行しました。続きは→ http://matope.hatenablog.com/

DAF東京2005

行って来ました。DIGITAL ART FESTIVAL東京2005。土曜日のデジスタでプレ放送していたのを観て、居ても立ってもいられなくなってOrangeと。
感想ですが、すげえ面白かった。つーか、仮にもディジタルメディア学科なんてふざけた名前の学科に通ってる学生は全員観ておくべきだろうと思うんですが、グラフィックデザイン学科のOrangeも同じ事を言っておりました。*1メディアの臨界点を突破してる作品が目白押しですよ。

(↑例によってはてなマップ連動。つか凄いな。流石携帯GPS。撮影ポジションが精密に分かる)

モルフォビジョン-ゆがむ家

なかでもやっぱり岩井俊雄『ゆがむ家』が圧巻。原理はリンク先を参照して欲しいけども、本当に目の前で家の模型がゆがむ。歪むって云うか、超次元の線形変形が起こる。というか、コレを肉眼で観るために行って来ました。万博でこれ出されたら俺愛知まで行きましたよ。そして目の前で観ると本当に衝撃的。つうかこれは映像技術史に残る発明なのでは?

モルフォタワー

児玉幸子氏による磁性流体アート。ここが詳しい。ていうか俺この作品、以前見たことあるんですよ。電通大のパンフレットに載ってました。いやあ、何の疑いもなくCGだと思ってました。だってSIGGRAPHで発表したとか書いてあったし。先週のデジスタで『本物』と聞いて腰が抜けそうになりました。
磁性を持った液体が磁界によってみるみる『とんがっていく』という、イマジネーションの快感の極み。ところでこの磁性流体デジスタでは『水に磁石を混ぜたものです』って説明だったけど、そんな簡単な。

etc.

他にも話し始めると止まらないんだけど、音と光を自由自在に操れるTENORI-ONとか、奥行きをもって並べた透明ガラスに映像を投影して、綺麗な擬似立体映像メディアにしてた3D table theaterとか、声で絵を描くMessa di Voceとか、ボタンを押すと猛烈な勢いで前進するも、コンセントが抜けて停止(自殺)するロボットのLiberationとか。あと、念願の(id:ono_matope:20050226:p1)Conspiratioを体験できたりとか、あと会場でデジスタの中谷さん*2とすれ違ったとか。

*1:いや、授業で行けないのは仕方ないけど、その他に関してです。

*2:SIGGRAPHをレポートしたり、NHKのデジタル技術系番組を仕切るGeekでありながら、おじいちゃんのパソコン講座で年賀状の作り方を教えるすごい人。