あるいは映画とTVでの評価主体の違いについて。
昨日の『雲のむこう、約束の場所』でも俺とその他のはてなユーザーの感想が乖離していて気になっていたんだけど、昨日の件と今日の件の共通点にさっき気づいた。
- TVで放送された。
- 俺は全部観てない。
『木島』はつまらな過ぎるので視聴を停止したんだけど、実際同じ作品でも映画とTVじゃ客層にかなりの違いがあるという事実に気づいた。
『雲のむこう、約束の場所』は、公開当時の感想はわざわざ劇場まで行って観るようなコアな観客によるもので、昨日のはてなユーザーの感想は、劇場に観にいくほどコアでも、DVDを購入/レンタルするほどアクティブでもない、限りなく一般人に近いライトユーザーによるものだと考えれば納得が行く*1。いや、公開当時観て、今回二度目みたいな人の感想もあったから一概には言えんけども、でも劇場で観て『ダメ』となった人はよほどでないと二度も三度も観ないしな。考えてみれば当然の分類だけど、今後感想ブログをサーチするときはそこら辺差っ引いて考えなくちゃな。
しかしそう考えると同じ作品でも伝達メディアごとに客層もニーズも変わるって云うのは面白いかも。映画で見る人=コアな人、TVで見る人=ライトな人、DVDで見る人=ファン、みたいな。今後発展が予想されるWeb放送ではどうなるんだろうか。やっぱりオンデマンド性ではDVDと似てるのでファン層の利用が想定されるわけかな。そしていよいよ人は『自分の見たいもの』しか見なくなる訳だ。
そして日本一売れる映画監督宮崎駿は初期の作品は劇場興行は芳しくなく、TVでブレイクしたという。