小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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銀河鉄道999(劇場版)観たよ。

銀河鉄道999 (劇場版) [DVD]

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ううん、松本零士!つっても松本零士は短編集しか読んだことがないのだけども、そのノスタルジーに立脚したロマンが熱い。鉄郎がメーテルに『汚いぞ!』と叫ぶあたりがグッと来ます。これは本当に小中学生の頃に観ておきたかったなあ。絶対ビデオ屋で手伸ばさないけど。
具体的には分からんけど、色んな作品の源流にある作品だな、と思った。機械人間を憎む鉄郎とイノセンスを対置したくなったり。もし鉄郎が原作の攻殻機動隊に出てきたら、しょぼい反アンドロイドテロリストとして登場してあっという間に九課に鎮圧されてしまいそうだ。どうでもいいけど。それほど999の時代から状況は進行しているという意味で。
冒頭のテロップから始まり、相当な演出の骨太さに『りんたろうって凄い人だったんだなあ〜』と思いながら見ていたら、そこらへんは監修参加の市川崑の仕業らしい。りんたろうは…幻魔大戦でも観ようかしらん。とりあえず鉄郎がトチローに会いに行くバイクのシーンはなんか今石洋之みたいな金田作画だったけど、金田伊功友永和秀のクライマックスは見極められず。ハーロックが『男には、負けると分かっていても…』と語りながら甲板を肩をはって歩いてくるところ、歩きがカッコよすぎる。あんま作画の話じゃないけど。