小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』『デジモンアドベンチャー【劇場版】』観る。

細田守監督作品。途中から、あまりの演出の超絶技巧ぶりに笑うしかなくなる。どんなに凄い作画も、大抵受け手は視覚的なインプットに狂喜するものだけど、凄い演出って云うのは体全体で受けるものなのだな。鳥肌が、鳥肌が。
同じく細田守の『劇場版』(一作目)の方もなかなか。全編に掛かるボレロが印象的。夜のニュータウンでの望遠主体の怪獣の激突はまさにエヴァの第一次直上会戦。っていうか割と露骨に似てました。デジモンのデザインがそもそもエヴァっぽいしな。眼とか。悪かないが。
喋る代わりにホイッスルを吹く妹萌え。突然『人狼』みたいな表情付けで泣き出すところにさらに萌え。てか、ムセたり感情が高まって息が上がったりした時のモーションが全般にやたら気合入ってる。オマツリ男爵の時もそうだったけど、最終的にそういう感情の部分を大事にしている人なんだなあ。
●追記:『劇場版』の方で、恐竜のデジモンが崩れる陸橋から太一とヒカリを守った後の、特大火炎を撃つところ、ズバズバズバッって感じの重みのある火炎のエフェクト作画も、反動で後退する恐竜の首も印象に残るんだけど誰だろう。

(↑DVDキャプチャの方法を覚えた。)
takeshitoさんの情報(id:takeshito:20040921#p1)を参考にさせてもらうと、参加してるみたいなのでこれが磯光雄*1作画というヤツなのかな。アレ…、ていうかこれ何度も観てみるうちに、バトルシーン殆ど磯光雄に見えてきた…。やってるとしたら、火炎に倒れた怪鳥に追い討ちをかますあたりまでのどれか…かな…?
→ハイ、ハズレ。作画監督の中山久司さんらしいです。
2005/10/24追記:中山久司さんは『ウォーゲーム』の方の作監だと気づく。

*1:いい加減大平晋也の絵しか分からない現状を少しでも脱しようと、気になった作画を取り敢えず知ってる名前と結びつけて、間違えることで覚えようという一種学習法を実践中につき、当てずっぽう。