小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

はてなダイアリーの閉鎖をうけ、旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/ から移行しました。続きは→ http://matope.hatenablog.com/

グンタイアリ

昨日6年ぶりぐらいにどうぶつ奇想天外を観て仰天した。軍隊アリやばい。まじやばい。奴らが狩りを始めると1000万のアリでジャングルの地面が黒く染まり、昆虫達はパニックに。最初のうちは何もせず、ただ獲物たちを取り囲むように働きアリが配置される。そして司令官である兵隊アリが合図をすると一斉に獲物に襲い掛かる。もう、バッタとかクワガタとかあっという間にやられちゃう。奴ら毒を出して、大型昆虫の筋肉(脳含む)をドロドロに溶かしちゃって、昆虫はスープを載せた皿みたいになっちゃうのね。
で、高い木の枝の先のスズメバチの巣とかさすがに安全だと思うじゃん。甘い。奴らは高さとか関係なし。あっという間に巣は真っ黒になってその物量に成虫は倒され、巣の中の幼虫が運び出される。なす術なし。まさにオームの怒り。
しかもそのネットワークの構成力が凄い。ハンティングで得た食料は巣に持ち帰る訳なんだけど、木とかが横たわっていてちょっと通りにくいな、みたいな場所があったら、その木の下にわらわらと何百匹かのアリが重なり始めて、きれいに木から地面までのスロープを作っちゃう。行く手をちょっと渡れない断裂が横たわっていたら、アリが連なって、橋を作っちゃう。で、他の働きアリがその上を渡っていく。この機能性!人間が滅んだ後地球の天下を獲るのはこいつらだな、と確信した。
で、極めつけは、獲物を持ち帰ったその巣が、アリで出来てんのよ。ありえねーよ。古木の穴の中とかにこう、マチマチマチマチと。お互いの足を持って、丁度分子構造の様に巨大な巣を構成してるんだよアリが。1000万匹のアリが。マジお勧め。