小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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ヘッドハンティング

今日は不思議な日だった。遅刻して、授業が終わってから学校に行ったら友人に誘われて、CG系のゼミに(今日は後期の制作発表で、俺はそれ知らなかったし大して興味は無かったんだけど)潜ってたんですよ。それで学生作品眺めながらゴン太氏と雑談していたら、そこの教授(件のデジコンの発案者で、デジハリ立てた人)がおもむろにデジコンの話をしだして、「え〜、ここに受賞者いますか?」とか言うものだから、スゴスゴと挙手した訳ですよ(モグリなのに!)。で、教授の求めに応じてゼミ生に混じって平面男(完全版)を上映+解説スピーチ。今回はディスプレイ上での再生だったので暗い絵面でも潰れずに無事再生出来て安心。後半何故か音の同期ちょっとずれちゃったけど。解説も過不足無くできたよ。教室暗くしてもらってたんで、学生の表情はチェック出来なかったけど。あ、あとデジタル技術がアニメーションに与える影響について力説するのを忘れていた。(いらない)
なんだか教授にべた褒めされてしまった。「彼はこのままプロの現場で仕事が出来る」とかまで言われてしまったよオイ!でもこの人、豚をおだてて木に登らせて降りて来れなくさせるタイプの怖い人だと睨んでるので、ちょっと信じられません。今日だけで5人くらいに言ってたしね。あと『学内でユニット組んで制作したいって言えば近くに25万のマンション借りて作らせてあげる』とか。これはみんなに言ってたけど、片道2時間の通学時間が最大のネックな俺としてはスゲエおいしい話だ。俺共同制作に向いてなさそうだけど。ちなみに教授とTA本人から聞いた俺の授賞理由は、情熱とエネルギーだそうです。恐縮です。
で、やることやって席に戻ろうとした時に裏でTAから連絡先聞かれたんですよ。で、授業のあと、その場にいたゴン太氏を含む受賞者全員(7,8人くらいか)がTAに呼ばれて、唐突に『君たちはこれからこの業界で食っていく意思はありますか?(要約)』と超ヘビーな質問を受ける。どういう事かと云うと、そのTAさんは(『映画自体はどうしようもないクズだけど、CGは頑張ってるよね』の評価でおなじみの)デビルマンの制作なんかに実際に参加している現役の方でポリゴンピクチュアズ等のスタジオに通じていて、そのプロのプロダクションに今回の受賞作品を見せて、「こんな学生がいるんだけど現場で働かせてみない?」と紹介してくれる、というお話でした。
ええ!やりますとも!まだどうなるか判らないけどね。俺の本業のゼミもあるし。
その後、結局何も勉強せずに、(というより足元フワフワで勉強なんか出来ない)駅前の笑笑でゴン太氏と、もう一人クラスメートと酒呑んで意気投合して帰宅。
しかし今日は不思議な日だった。学校行って全く勉強せずに、初めて潜ったゼミで人生変えられそうだ。