CoreServer.jpのお試し期間を体験してみた。
今作ってるWebサービスの運用用サーバーをどうするか考えていたところに、XREAが上位サービスCORESERVERをはじめていたので、とりあえず15日間のお試し期間に申し込んでみました。丸一日いじくってみて感じた感想等を。俺のレンタルサーバーへの要求はこんな感じです。
- 安価にWebサービスを運用するのが目的
- なのでPerl/PHP/Rubyあたりのモジュールを自分で追加出来る事が必須
- Telnet/SSHを叩かせてもらえないと困る
- cron必須
- 裏で大量のWebAPIを呼び出しても怒られない通信量
- DBはMySQL使えるとうれしいかもだけど基本的にSQLiteしか使ってないからどうでもいいや
- URLでカッコつけたいのでエイリアスとか使うよ
- 容量は、1G〜
こんな要求を月々ハンバーガー代程度で許容してくれるサービスは、さくらのレンタルサーバーのスタンダードか、XREA/CoreServerしかないので、レビューラインを作った時にはさくらを選択し、現在2アカウントのさくらサーバーで稼働してます。さくら、いいサービスです。全く不満のない優良サーバです。で、そんな素晴らしいさくらのレンタルサーバーだけど、CORESERVER.jpに惹かれた理由はこんな感じ
1GBで特に不満は無いとはいえ、レビューラインみたいにデータを溜め込むタイプのサービスを作るとすぐにそれくらいは消費してしまうし、実際レビューラインは2アカウント併せて1.6GBほどは使ってるので、15GBは大いに魅力(2台に分けてる理由はAWSの同一IPからの呼び出し規制があるからだけど)。
MySQLも、そこがさくらの唯一の弱点(1アカウントのみ、パフォーマンス微妙らしい)で、レビューラインでSQLiteを使ったのもその影響があったので、使えたら嬉しいなと。
で、1日設定してみての感想、一言で言うなら、
「プロセスが殺されまくって非常にストレスが溜まるばかりでなく、困る」
でした。どういう事かというと、まあそのままなんですが、
- SSHでログインして作業していても、少し、15分ほど放置していると接続が切れる(事がある)。
- CPANシェルで大きいモジュール(Plagger,Web::Scraper,DBIなど)をinstallしいていると、途中でCPANプロセスが殺されて、インストール出来ない。
- 初期状態のシェルがlsさえ出来ないひどい制限の掛かったシェル(.bashrcの記述で回避可能だけど、例によって気がつくとその効力が切れて、また制限状態に戻ってる事がある)
- パスワードがランダム文字列で、任意のパスに変更出来ないので、ログインが面倒。
とにかくよくプロセスがkillされます。気になって自作のスクリプトで計ってみたところ、13分程度でkillされています。ちなみにレビューラインは1時間のうち45分程度プロセスが動きっぱなし*1なので、CORESERVERでは動かない事になりますね。
まあ、他のシェルのプロセス切れは我慢すればいいとして、2はどうも回避策が見つからなかったので、CPANのインストール出来ないサーバーをメインに使うのは厳しい、という判断し、CORESERVERの契約はヤメにしました。まあ、1,3,4にしても、SSHを日常的に使う人間としては非常に大きなマイナス要因ですけども。
というわけで俺の結論は、
CORESERVERはWeb開発者には向かなさそう。それ以外のユーザーには…悪くないんじゃない?
と言った感じでした。じゃ、さくら追加してきます。
参考リンク:http://twitter.1x1.jp/search/?source=&keyword=CORESERVER&lang=&text=1
あ、今回xxができなかった、みたいな話はUnix知識の乏しまくりな俺が試した範囲内での話なので、もしかしたら普通に出来るかもです。
*1:殴らないで!ちゃんとnice値をmaxにしてるから!