小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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うお、『雲のむこう、約束の場所』やってる。

いや昨日の話ですが。BS2でやっていたので後半観る。なんだろうな。『初見で評価に困る』という意味では非常に2004年的なアニメではあった(イノセンスとかハウルとかキャシャーンとかアップルシードとか)。やっぱり閉じた感じ(ある程度自分の世界に酔ってないと作れない作風とか)がするし、アマチュア臭さもあるし(アマチュアなんだけどさ!(多分))、『どっかで観たような』既視感でいっぱいだしなんだけど、一方イメージの提示力っていうのはさすがのものがあるし、シチュエーションもあざといながら直球でぐっと来るしでなんだかわかんねえ。全てが微妙。いや微妙っていうか、なんていうかギリギリ。ギリギリで、ダメ。どこがダメかと聞かれても、分からない。
分からないじゃ無責任なので、何故分からないのか考えてみた。多分、作品の結果に対して、それぞれにアンビバレントっていうか、負のプロパティが張り付いていて、『う〜ん、あれはねえ、よく出来てるんだけどねえ』と云うしかなくなると言う。

例:
背景が綺麗→でもエロゲ。
青春がツボ→でもラノベ
物語構造が→でもセカイ系
演出がいい→ていうかエヴァ/カレカノじゃん。

予告編は今見ても面白いのにねえ。