小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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アルファギーク・平賀源内

NHK夢枕獏が『奇想の人』シリーズをやっていて、平賀源内の回のラスト5分だけ観たのだけれど、まとめによると彼は様々な先進的なことに手を出していて、そのいずれでも突出した才能を発揮しつつも、どれひとつとして最後まで完成させることはなく、むしろ副業の浄瑠璃の台本なんかのほうがいい仕事をしていたらしい。本人はそれを気に病んで、『功なさず/名ばかりなして/年暮れぬ』と詠んで、最後には発狂してか人を斬り獄中で死んだという。平賀源内はアルファギークだったのだなあと。そしてアルファギークといえどもいろいろ大変なのだなあと思った。
平賀源内-wikipedia
つーかこの多彩ぶりは平田弘史先生を思わせる。漫画なんか本当は描きたくないところとかも。あれ、てことは平田先生、アルファギーク?彼の方も平賀源内のような闇を秘めているんだろうか。

後年逃げ延びて田沼意次の保護下に天寿を全うしたとも伝えられる。

キリスト以来ヤムチャまで、文字通り有史以来、死と再誕はヒーローの必須条件ですな。むしろ一度死んで復活しなきゃヒーローじゃないと言わんばかりの…アレ?