メタブログかよ、このスノッブめ!
この前、はてブの注目エントリーの文章を読んでいたら、最後に(某保守系評論家の文章の無断)転載ですと書いてあって吹いた。それを読んで以降、文芸誌で主張を行っている連中はみんなブログやればいいのにと思ってる(いや、やってるかもしれんけど)。だって読まないもん文芸誌なんて。特に俺みたいな不真面目な遅読家はあんな厚い雑誌は到底買う気は起こらない訳ですよ。その代わり、毎朝通学電車の中ではてなアンテナ経由で(評論系含めた)ブログを読む人は多いと思う。世のおっさん達がかつて週刊誌/文芸誌で身につけた社会リテラシを今はネットで手に入れる時代なんだろうなと実感するここ最近。
そんな個人の事情は捨て置くとしても、そんなネットで情報収集する人間にとって、実際非ネット空間で主張されても、なかなかこっちまで伝わってこないんですよね、というインフラ上の障壁の話。基本的にブログをはじめネットでの(評論)活動ていうのは、他ブログや新聞のネット版からの引用を前提に分析するなり持論を展開して、それは時事放談にとても適した形態な訳だけども、印刷メディアはトラックバック(/引用)できないという単純な理由から話題にされづらく、勢い彼らの主張はインフラの壁に阻まれてこちらにやってこない訳ですよ。逆もまた然りだけど。
まあ、どうでもいい話なんだけど。ただなんとなく勿体無いと思ったのと、インフラというものはなんと快適で排他的だろうと思っただけで。自分が携帯電話を持ったら世界の人間一人残らずに携帯電話を持たせたいと思うのと同様のそれ。