小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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アニマックスでルパン三世が

ルパン一味がスキヤキ食ってるFIX画が映ってたんだけども、そこの演技に引き込まれて身を乗り出して観てしまった。肉の取り合いをするルパンと次元の演技がなんだか普通じゃない。動く動く。キレるキレる。そこから不二子乱入でルパンの車が奪われカーチェイスの辺りも車が活きてる!が、その辺りから猛烈な既視感に襲われる。なんか宮崎アニメを見てる気分になってくるんですよ。おまけに航空博物館で飛行艇がわんさか出てくる。その上丁寧にアレ(エンジン始動するときに棒突っ込んで回す奴。ポルコ・ロッソがよくやってた…)まで回すし。いやもう、宮崎駿以外に飛行艇をこんなに嬉しそうに描くアニメーター/演出はいない!ていうかむしろ宮崎駿以外だったら描いた意味が不明な領域。飛行艇内を走り回る不二子が宮崎走りするし、そんな不二子の顔はもはやナウシカ(ラナでも可)にしか見えないし、小型飛行艇対ミサイルとかカッコよすぎるし、ギャグは効いてるし、なんかもう、ザ・宮崎!
注目のスタッフロールは…、脚本・演出・絵コンテ:照樹務。キター!、初めて観た。コレが宮崎駿ペンネーム、照樹務かー。なるほどねー。調べたら新ルパンに二つしかない貴重な氏の演出回だったらしい。いいモン観たわー。終始不二子がスッポンポンだったのはカリ城でルパン像をすっかりファミリー向けに変えてしまった事へのケジメってやつか。
そんな新ルパン三世第145話『死の翼アルバトロス』でした。