小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

はてなダイアリーの閉鎖をうけ、旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/ から移行しました。続きは→ http://matope.hatenablog.com/

今日のデジスタ(二つ目の作品から観た)は

http://www.nhk.or.jp/digista/review/050507_intro.html
こんなラインナップ。クレイアニメーター伊藤有壱に対してクレイアニメが2本も送られてきていた。みんな根性あるなあ。「コタツネコ」笑える。テンション良し画面良し動き良しテンポ良しタイミング良しオチ良し。見る側を隙だらけにしてくれる。てかこの人先々週も出てたぞ…!?あれ、出場履歴が第212回放送、213回、220回、222回…。つくり溜めしてたものを大放出中?
それより気になったのは最後の『アニマ』。なんだろう。なんだろうこの気分。凄く嫌な感じだ。いやそれは確かに、今年のネタとしてぼんやりと「作画ダンス」を目論んでいて、肉体を動かす事への欲求をアニメに託して肉体性のアレな感じでアレしようとしていた事を先にやられてしまった事への苛立ち(というか、がっかり)もあるんだけど、それとは別に(かどうか分からんけど)納得行かないと言うか。評価したくないんだよな。過去の「みんなのうた」作品を見ても、完成クオリティに近づくためのアプローチがいやらしいような。節操が無いような。コンポジションが悪いのか?或いは踊りが下手なのか。ダンスなのにあんまり音楽とシンクロしてないっていうのは痛い。それに、作画の癖だけどかなり動きが硬くて、逆にリアルな肉体の制約を感じてしまったり。そんなだけどこの密度の絵を1500枚も描いたって言うプロセスは文句無く凄くて、だから多分それが一番苛立つんだ。