小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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ベルヴィル・ランデブー

を観る。於新宿テアトルタイムズスクエア。兎にも角にも音楽が素晴らしい。始まって数十分でサントラ購入を決意するほど良い。しかも劇場内のサントラが売り切れてて、「そりゃそうだよね」って納得するほど良い(結局タワレコで買いました)。俺に海外アニメの素養が無いので、これが全く標準的な欧米アニメの王道の表現なのか、それともやっぱりエッヂな表現なのか計りかねるんだけど、いずれにせよ気持ち良さに溺れられる映像。
ただナンセンスの映画だとミルクマン斉藤が語っているんだけど、脚本に疑問が。ナンセンスなのかエンタメなのかで受け止め方も変わるんだけども、少なくとも見かけ上はエンタメの振りをして接近してくるので、それはどうなんだろうと思う箇所が。そこがフランス的(by大友克広)って事なのかなァ。最大のクライマックスのカーチェイスが全く迫力が無いのは確信犯として、おばあちゃんが孫を見つける過程が相当イー加減だとか、マフィアの弾丸あたらなすぎとか。
いや、全てナンセンスだと思って、Don't think,but feelな精神で観れば気にならないんだけどね。ええ。よく歌いよく踊るアニメだった。パッケージ出たらもう一回観たいな。
新宿のテアトルってなんか空間がすごいな。立方体の空間にスクリーンと客席のディフォルメフィギュアが入ってるかのような立体感だった。
因みにサントラは国内盤がCCCDだったので隣の輸入盤を購入。ざまあ見ろ。