血と骨
Mr.インクレディブルを観たい衝動をグッと抑え、血と骨を観る。やっと。いやぁ、骨太だなー。見た後グッタリしたなー。エネルギー吸い取られたなー。たけしスゲーなー。イイ!親父、最低すぎて素敵!とか思うんだけど、後半から、観客といえどもそんな悠長な事言ってられないほどに恐い。これはたけしじゃなきゃできないわ。途中までしか読んでないけどなかにし礼の「兄弟」の兄とか、周りの事とか考えないで貪欲に生きる人間って惹かれるな。たけしがしぶとく生き延びて、北朝鮮のボロ小屋で息絶えるところ、まんまダリオ・ブランドーの最期だった。
監督の崔洋一って、「クイール」の人か。観てないけど何だかすげえ芸域の広さだ。しかし演出・編集の参考にでもしようと思って注視してたけども、あんまり分からなかったなー。やっぱり演出論の本でも読むしかないか。