また勧誘された。

また勧誘電話が掛かってきた。今度はUS旅行と名乗る自称旅行会社で、キャンペーン中につき無料リゾートチケットを進呈中だという(USのくせに伊豆高原勧められたw)。こっちもそういうのは嫌いじゃないので

『わぁ、すごーい(棒読み)！でもお姉さんも大変ですね。ところでぼくこの前はネイルアーティストの資格を勧誘されたんですよ。信じられます？誰がついてくんですかねww』
『ネイルアーティスト！え、やる法じゃなくて、アーティストの方の勧誘ですか、それは面白いですね！』
『ええ、黙ってたらどこにつれていかれるのかと』
『どこに連れていかれるんですかそれ』
『や、あの時はまだスキルが無かったんでそこまではわかんなかったんですよ』
『あー、残念』
『でも今回はバッチリですよ！』

『（お名前、）US旅行さんでしたっけ？検索して出てこないっすよww』
『いやー、うちも前はるるぶとかで広告出してたんですけどー、お金ばっかり掛かって成果が上がらなかったんで、今は宣伝は打ってないんですよー。あ、るるぶ知ってます？』
『(いくらオタクだからって)それくらいは知ってますよハハハ(こやつめハハハ)。ところでああいう雑誌って宣伝出稿費どんくらいとられるんすか？』
『え？宣伝費？えーっと、500万くらい払わないと出せないんですよー。そういうところにお金つかうよりも、お客様に無料で楽しんでいただこうと思ってー』
『へー、やっぱ紙媒体は高いんすねえ(アドワーズ出せよ)。ところで俺検索して名前出てこない会社は存在しないものだと思ってるんですけどそういうアレでいいっすかw』

『よくそういった、あなたは○○に当選しましたって有るじゃないですかー。これは勧誘じゃないんですよぉ。よく『自分の名前をどうして知ったんだ』っていわれる方多いんですけど、ちゃんとDM用の名簿があってですね、そちらに掛けてるんでー』
『ちょ、それ説明になってないっすwwwってかそういう名簿ってどこ行くともらえるんですか？ちょっと興味あるんで教えてくださいよー』
『いやほら、進研ゼミさんとかも…』
『進研ゼミ！進研ゼミが名簿流してるんすか！ぼく子供の頃やってましたよぉ！』
『あ、違います違います、進研ゼミさんとかスーツ屋さんもDM送ってくるじゃないですかーっていう』
『あぁ、なんだ。つまんない。』
『ていうかマトペさん面白いですねー』
『いやいやー』
『今までそういう事言ってくる人いなかったんでー』
『へえ、みなさん素直なんですね。』

などと非常に打ち解けたおしゃべりを小一時間ほど楽しんだ挙句、『ここまでわが社の宣伝(商品説明)を聞いてくれたお礼に高級リゾートホテルのチケットタダでやるからちょっと明日事務所まで来い(正確な要約)』と要求してきたので『ねーよwwww(正確な要約)』と丁寧にお断りさせていただいた。こんなに人と話したのは久しぶりだ。なんか心が潤ったよ。ありがとう、お姉さん。

で、あまりに手口が粗末だったんで最後はちょっと油断してたんだけど、電話を切ってから向こうの電話番号をググってみたら
エー・エス・トラベル（ＡＳトラベル） : 架空請求データベース( Fictitious claim swindle database )
結構札付きだと言うことが判明した。
俺は今、心のそこから後悔している。何故、番号を貰ったときに紙のメモじゃなくFirefoxのGoogle窓にメモってそのまま検索ボタンを押さなかったのか。なぜ会話中に『あー、先週まで違う名前だったんすねwwご苦労さんですww』と相手を煽れなかったのかと。場所を聞いたときにはGoogleマップで調べたのに…

そんな千載一遇のおもしろチャンスを逃したオレが恨めしい……