小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

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実写アニメ「平面男」完成披露。

平面男(QuickTime 19.2MB)
(重くてスンマセン)
ええと、その、まあ観てやってくださいな。作品としてはアレだけど、映像としては割と…いや、結構…面白いと思うから。うん。ソレだけは責任持って言えるぞ!完成してから一日、身近な人間に見せたり色々考えたりして、あんまり悪く取ることも無いんじゃないかなと。そう段々思えてきた。え〜と、どんなもんでしょーかね!?

釈明一人相撲(ネタバレだけど、見る前に言い訳を聞いてもらいたい気も)

  • 全体的にツルツル滑りまくりなんですね。
  • なんだか二回以上見ると訳がわかってもらえるみたいです(電話ボックスに関して)。そんな構成にしたとはいえ、失敗。本当は最後電話を掛けるところで、最初の主人公の行動(デートに誘うため逡巡していた)が判明する筈だったんだけど…。
  • 一応解説しておくと、風采の上がらない青年の前に自分の潜在的な可能性が実体化したビジョンが現れて活躍、それに勇気付けられて女の子をデートに誘う…というオハナシ(文章にすると恥ずかしさ64倍だッ)なんですが、全然伝わってない上、3分間のショートフィルムでそんな無意味に観念的かつ内省的なストーリーを用意するな!と。もっと因果関係のハッキリしたハナシにしろ!と。
  • しかも、「どこかから呼ぶ声がある」というシーンの演出、いいのが浮かばんかった…。漫画かアニメなら普通なシーンも、実写でこんなファンタジックなシーンをギャグにならずに滑りもせずに演出する方法があるのだろうか!と。
  • 最後の40秒が演出面で観ていられない。アレはもう全ての俺のミスがあそこに帰結してしまった感があります。訳の分からんストーリーに訳の分からん演出、さらにオチもよく分からない。ああ、あのシーンだけでも撮りなおしたい…と思うも、そんな小手先でどうにかなる問題でもないので放棄。なんだか「作品が根本的に持っている力」みたいなものの重要性を感じるのは、思考停止かもしれないけど。
  • もっと全体的にテンション上げ気味な作品にするんだった。俺の素のテンションが低いので、どうしてもこうなりがちなんだけど、ショートフィルムでそれは不味いなと。いや、ショートじゃなくても不味いな。
  • 制作動機は「実写とアニメの合成という映像スタイルの実験」…であり、「(今風)のアニメを実写と合成したら面白いんじゃね?」…であり、「ぶっちゃけ俺背景描けねーし」。適当です。
  • アニメはほぼ時系列順に描いてるんで後半に行くに従って若干の上達が見られます。
  • あと、マルとケイスケは本当にサンキュな。

以上。…やっぱり毒吐き出すと止まんないな。でもまあ今回の大きな収穫です。…うん、出来はともかく大きいものを一つ完成させたのって、実は小学生の頃書いた漫画きりだったんで、何も決着をつけることの出来なかった中学高校時代の自分を少しは弔ってやる事ができそうです。……自分語りはこれ位にしておこう。ああ、この前届いた国民年金の案内、すぐ読まなくちゃ。